単元名「情報モラルと個人の責任」
単元の目標
情報社会との関わりについて考えながら、情報と情報技術を活用して効果的なコミュニケーションを行おうとする態度及び情報社会に主体的に参画する態度を養う。
「学びに向かう力」育成に向けた本単元における「未来課題」
単元の評価規準
指導と評価の計画
単元の計画はこちら(リンクをクリック)
評価基準(ルーブリック)はこちら(リンクをクリック)
実践例①「振り返りシート」
振り返りシート(Excel形式)はこちら(リンクをクリック)
実践例②「授業の実際」
生徒は様々な資料を整理・まとめる。すぐにスライドへ入力せず、手書きのメモに残し、スライド制作へ活用する生徒もいる。 |
教科書やインターネットの資料、持参した資料、これまでのワークシートなどを見ながらスライドにまとめていく。ペアで役割分担する。 |
全ペアの制作物を見て回り、パソコンの前にある用紙へ改善点を書く。 |
他ペアへ点数とコメントを書く。具体的なコメントが多数書かれている。 |
課題をまとめるため、ワープロソフトと振り返りシートどちらもまとめる。 |
インターネットの文字数カウントサイトを活用して200字以内に仕上げる。 |
実践の効果
振り返りシートの自己評価を基に考察する。自己評価は前年度当センターのプロジェクト研究成果「未来シート」を参考に、4件法として数値の4から1を入力するよう進めた。数値が高いほど意欲的に取り組んでいる。自己評価「完璧:4」「良い:3」と選択した割合は、実施クラス平均96%(n=263)であった。本単元は、「未来課題」及び「かふやみ力」を意識して学習に取り組み、情報社会との関わりについて考えながら、情報と情報技術を活用して効果的なコミュニケーションを行おうとする態度及び情報社会に主体的に参画する態度を育成できた。研究協力員は授業改善の意欲が高く、制作された教材は生徒の実態を考慮した丁寧な内容であるとともに、これまでの経験が十分に発揮された授業実践であった。このことから、「未来課題」を設定した本実践は、学びに向かう力の育成に有効であったと捉える。/p>
学習評価の自動化
振り返りシートの活用においては、Microsoft社の自動化ツールを活用して、振り返りシートの集約を行った(下図参照)。自動化ツールの操作を習得する手間は発生したものの、1クラス(1人5シート×40人)当たりの学習評価にかかる時間は60分程度であった。ICT活用により学習評価における効率化の面でも期待が持てる取り組みとなった。